令和7年分の確定申告|知っておきたい最新税制改正ポイント

2025年も残すところ僅か2カ月となりました。
年末年始とバタバタし、気づいたらあっという間に確定申告の時期には・・・
申告期限ギリギリに慌てて申告してミスが起きた・・・なんてことにならないように、可能な限り早めに準備しておきたいですよね😔

というわけで、今回は令和7年分の確定申告に向けて、今年押さえておきたい重要な税制改正ポイントを分かりやすくまとめました!
特に「基礎控除」「扶養控除」「給与所得控除」などに関係する改正が行われているため、副業・フリーランスの方も必見です!


■ 基礎控除の見直し

所得に応じて基礎控除額が変動します。

合計所得金額基礎控除額(改正前)基礎控除額(改正後)※令和7・8年分
132万円以下48万円95万円
132万円超〜336万円以下48万円88万円
336万円超〜489万円以下48万円68万円
489万円超〜655万円以下48万円63万円
655万円超〜2,350万円以下48万円58万円
2,350万円超~2,400万円以下48万円48万円
2,400万円超~2,450万円以下32万円32万円
2,450万円超~2,500万円以下16万円16万円

※令和9年分以後は合計所得132万円超~2,350万円以下は58万円に一本化予定


■ 給与所得控除の見直し(会社員向け)

  • 改正前
給与収入金額(額面)給与所得控除
~162万5千円以下55万円
162万5千円超~180万円以下収入金額×40%-10万円
180万円超~360万円以下収入金額×30%+8万円
360万円超~660万円以下収入金額×20%+44万円
660万円超~850万円以下収入金額×10%+110万円
850万円超195万円
  • 改正後
給与収入金額(額面)給与所得控除
~190万円以下65万円
190万円超~360万円以下収入金額×30%+8万円
360万円超~660万円以下収入金額×20%+44万円
660万円超~850万円以下収入金額×10%+110万円
850万円超195万円

会社員として給与をもらいながら副業をしていて確定申告をする場合などは影響あり!


■ 特定親族特別控除の創設

19〜23歳の生計一親族で所得58万〜123万円の親族が対象
最大63万円控除

従来の扶養控除では所得が58万円超(令和6年分までは48万円超)の方は扶養に入れることができませんでしたが、今回の改正で新たに所得が58万円超の方も控除の対象とすることができるようになります。
「大学生の子どもがアルバイトしている家庭」などは要注意です!


■ 扶養控除等の所得要件の引き上げ

控除区分所得要件(改正後)
扶養控除・配偶者控除58万円以下
勤労学生85万円以下

アルバイト学生やパート収入のある配偶者がいる家庭では影響あり!


■ 早めの準備が節税のカギ

令和7年税制改正は、家族の働き方・副業収入など所得ラインの管理がポイントとなります。

  • ✅ 副業・フリーランスの方
  • ✅ 学生のお子様がいる家庭
  • ✅ 夫婦で収入がある世帯
  • ✅ 新規開業の個人事業主

該当する方は特に注意しましょう!
当事務所では、税制改正を踏まえた申告・節税サポートを行っています。

是非お気軽にご相談ください!

お問い合わせ – 前山会計事務所

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